ローマ人の物語

カエサルポンペイウスとの初戦のドゥラキウムの街をめぐる攻防戦で、ナポレオンも戦略的ミスと指摘する少数の兵で、大軍を包囲する作戦を慣行。
案の定、2万の兵で6万の兵を包囲殲滅するのは無理だった。
もっとも弱い戦線を集中攻撃され、堪らずカエサル撤退!
しかし、敗戦をただの敗戦で終わらせないのがカエサル
勢いに乗る敵を、一発逆転を狙える平原地帯での会戦に引っ張り出す事に成功!
ただ、ポンペイウスカエサルの狙いは知っている。
知っていて相手の望む会戦をする気になったのは、カエサルが騎馬1000なのに対して、ポンペイウスは騎馬7000だったから。
今回のファルサウス会戦以前の包囲殲滅戦のお手本を言うべき、ローマ軍を完膚なきまでに殲滅したハンニバルのカンネ、そのハンニバルを見事に打ち破ったスキピオのザマ。
この二つの会戦での勝利側は、両方とも騎馬戦力で相手を上回っていた。
騎馬戦力では7対1で劣るカエサル
果たして勝算はあるのか?・・・・・・つづく